サイケデリックガール キャラクター紹介

渡邊樹/Itsuki Watanabe


 本作「サイケデリックガール」の主人公。

退屈で刺激のない毎日にウンザリしていた彼は深夜の街を徘徊していた。

 繁華街から路地裏へ抜けると何やら揉めている男女に遭遇する。週末のこの街では別に珍しい事でもない。
 特に気にもせず通り過ぎようとした時、すれ違いざまに女は渡邊を指さしこういった。

「コイツだよ、あんたの野菜に手を付けたのは」

「野菜?」

隙をみて逃げ去る女。
渡邊樹の物語はこうして始まる。

麻琴/Macoto


麻琴は知っている。

この世界が虚像であることを・・・。

 彼女は「夢日記」と呼ばれている都市伝説に興味本位で手を出した。
その夢の世界は、現実よりも遥かにリアルで想像を超える不思議な体験をもたらす。
 
 「このセカイはウラメンだよ」

アルジュナと名乗る奇妙な生物は、麻琴にそう伝え裏面の世界の危険性を説く。
 永遠に交差する情報と時空。

そして気が付くと麻琴は現実にいた。

彼女は今夜も街へ向かう、薬を捌くために。